課題本 | 書籍流通の裏ブログ

課題本

ツツイです。

ご入学おめでとうございます!的学生さんラッシュも

すっかり落ち着きました。

初夏~夏・秋は課題、レポート提出で

本が聞かれることが多くなってきます。

大抵は大学生協でテキスト御購入、となるのでしょうが
何らかの都合で新刊書店で探されることも。

そういう時は同じ本を何回も別の方から問い合わせがあります。

ところが我々、いきなり聞かれる、ことに非常に弱い。
”新刊だから平積み” ”ロングセラーで平積み”
ってのはあっても
”某月某日、前フリ無く、聞かれるのが確実である平積み”
はまず無いんです。棚から売れると棚下ストックはあっても1から2冊

(有斐閣、世界思想、ミネルヴァなどのテキストなら・・・というところですが)。

大抵は無いものです。

さらにさらに。大学の指導教官は、自分の授業で指定した本がちゃんと
流通上「生きてる」かどうかは、全然考えにないのであります。これは参る。
お客様いらっしゃって、調べて時間かけてしまい、申し訳なく

最後の最後に「店頭在庫無」「版元品切」「重版未定」「絶版」だのお伝えするとき
レジュメ片手に凄く不思議そうな表情で去られるんですよ。
「????」って。


こんな会話が予想される。

学生 「せんせい、課題の本、値段高い上になかなか見つからないんです」
教授 「高いけどいい本だからね。探して買いなさい」
学生 「新宿の紀○国屋も、池袋のジュ○ク堂にも無かったです」
教授 「じゃあ、取り寄せにしなさい」
学生 「出版社にも在庫が無いって店員さんに言われました」
教授 「じゃあ、スーパー源氏かなんかで探しなさい。うん、はい。がんばって」


・・・これ間違ってはないんです!
探求の徒とその師の会話としては。でも。ううむ。